梅の蕾が、枝一杯に連なって、まさに開花しようとしている様子をまさに曼珠(まんじゅ)と言います。
天明元年以来盛業を続けてきた平岡陶器店の六代目平岡利兵衛が母の名前「ウメ」にちなんで、店名を「曼珠堂」(まんじゅどう)と名付けました。
地味ながらも香り高い梅の花ような、床しさでお客様にご奉仕するのが曼珠堂の信条としている名門なお店です。

六代目平岡利兵衛は工芸の著者で、何冊か本を出しておられる工芸家の第一人者でもあります。目利きが素晴らしいのでしょう。

そちらで購入させて頂いた「清右衛門」(せいえもんと読みます。)

清右衛門(せいえもん)は千家十職の釜師。大西家は、室町時代後期から400年以上続く京釜師の家。
京都市中京区の三条釜座（かまんざ）に工房があり、「大西清右衛門美術館」も併設されております

こちらのお品はレプリカも多く、手に入れるなら「清右衛門」を手に入れて下さいませ

私は工芸品にはド素人でしたので、名門の「曼珠堂」で購入致した次第です
そこから色々な工芸品を手にするようになり青山は骨董通りで色々な食器を手にし「あぁ、焼きが甘いな」とか「焼きが固いな」等わかるようになりました。失敗も数知れずですが

こちらの器は
金彩銀彩の葡萄柄にツタから葉まで手書きです。
また、純度の高い銀を使用している銀彩の器は銀食器と同様に色や艶の変化が起きます

永く使用すると器に「あじ」がでるんです

なぜかというと空気中や食品の硫黄分と反応し硫化が起こり黄色や黒に変色するからです。

その色の変化を使い込んだ味わいとみて、愛用して欲しい器です。
黒ずんだ銀彩の器は「いぶし銀の味わい」と言って
新品の銀彩とはまた違った美しさを感じさせます！

 「いぶし銀」は一見すると華やかさに欠けて見えるけど

実際はとても実力や味わい(魅力)がある人の比喩表現としても使われるんですよ

手入れの仕方
黒ずみを落としたい場合

用意するものは塩とアルミホイル、器が沈むくらいの鍋と水

鍋に塩と水をいれてます。そこに器を入れ、沸騰させて火を止めます。
あるみほいるでなでるだけ

ラクマさんに同じお品が捨て値で出品されておりますが、裏面に「清右衛門」と焼いてあります器は今でもウン万円と骨董家やデパート工芸品専門で販売しております。ウン千円で出品しているのがビックリです。